全国規模の大会で優勝した伊良皆選手

 全国の強豪が集まる全国選抜成武舘道場創立35周年記念剣道大会が24日、愛媛県武道館で開かれ、個人小学3年生の部でみなべ町の梅花剣道友の会の伊良皆愛乃選手(南部小3年)が見事優勝を飾った。伊良皆選手は得意の面が冴え、参加109人の頂点に立った。梅花は低学年団体でもベスト16に入る健闘だった。

 小学3年生の部は109人がトーナメントで争った。伊良皆選手は1、2、3、4回戦、準々決勝を危なげない試合展開で2本先取して勝利すると、準決勝も愛媛の選手を2―0で下して決勝へ。優勝をかけた一戦も愛媛の選手を面2本、2―0で退けた。力の強い男子の選手をものともせず、技術の高さを見せつけた。

 「個人で大きな大会に出たのは初めてでとても緊張したけど、強い子と勝負できて、優勝できたことがとても嬉しいです。もっともっと強くなって、有名な選手になりたいです」と笑顔で話した。荒堀真志監督は「大舞台で自分の持っている力を出してくれ、感動しました。一緒に稽古する仲間にも励みになったと思います」とたたえた。同部には梅花から荒堀禅選手(南部小3年)も出場したが、2回戦で3位入賞した東京の選手に惜しくも敗れた。

 低学年団体は57チームが参加。梅花は1回戦を4―0、2回戦を5―0で勝利したが、3回戦で福岡の如水館に0―1で惜しくも敗れベスト16だった。