ストラックアウトで投球を体験する参加者

 日高地方の中学校で軟式野球を指導する教員らが23日、野球未経験の小学生を対象に、御坊市の名田中学校体育館で体験教室を開いた。

 中学の軟式野球部への入部希望者が減少傾向になるなか、子どもたちに興味を持ってもらい、新入部員や全体の野球人口を増やそうと、少年野球クラブに所属していない日高地方の小学4~6年生を対象に開催。スピードガンでの計測やストラックアウトによる投球、ティーバッティングの体験を行った。

 ストラックアウトではボードを落とすたびに「ナイスボール」と声をかけ、大盛り上がり。参加者はグラブやバットを手に楽しそうな様子で、日高地方中学校体育連盟軟式野球競技で専門委員長を務める南部中の久堀哲平教諭(38)は「楽しそうにしているのがうれしい。野球人口の増加につながれば」と話していた。