日高高校は、2023年度卒業生の進路状況をまとめた。国公立大学への現役合格者は卒業生213人中46人、合格率は21・6%で3年ぶりに20%を超えた。

 前年の16・2%から5・4㌽の大幅アップ。主な合格先は難関の神戸大に1人をはじめ、和歌山大に7人などで、県立医科大にも5人合格し、うち1人は4年ぶりとなる医学部への現役合格となった。学部では教育と農学部系への進学者が、例年より多い傾向となった。合格率増加について同校では「これまでより共通テストを行わない選抜方式での合格者が増加しており、高校での経験を強みとした受験に挑めたのでは」などと分析している。

 このほか主な進学先は国立では山口大(2人)、徳島大(2人)、大阪公立大(3人)、公立鳥取環境大(2人)など、私立では近畿大(28人)、京都産業大(17人)、関西学院大(16人)、関西大(9人)、和歌山信愛大(7人)、東京医療保健大(7人)、佛教大(7人)など。民間就職、公務員に進んだのはそれぞれ9人だった。

 既卒生(浪人生)では京都大学に1人をはじめ、国公立に7人が合格した。