初導入の電気自動車の前で感謝状を手にする三浦市長㊧と山口部長

 湯浅町のエバグリーン廣甚株式会社が御坊市に企業版ふるさと納税として500万円を寄付。これを受けて市は寄付の一部を活用して公用車用に電気自動車を購入、22日に市役所前でお披露目した。

 エバグリーン廣甚執行役員・管理本部の山口順司部長は「2006年にエバグリーン御坊店を出店させていただいてはや18年。現在、市内には3店舗があり、普段かわいがっていただいている市民の皆さまへの恩返しになれば」。三浦源吾市長は感謝状を贈呈し、「市民の買い物の利便度のアップに大きく寄与いただいており、おかげさまで住みよさランキングでも県内9市では御坊市が1位となっている」と礼を述べた。

 購入車両は三菱の「eKクロスEⅤ」。市の公用車で電気自動車は初導入となり、子育て支援の家庭訪問などの際に利用。ガソリンを使わず排気ガスも出さないため、市の地球温暖化対策推進にも一役買いそう。残りの寄付金は検診などの健康づくり事業に充当する。

 ふるさと納税の企業版は地方創生応援税制に基づく寄付で、企業に対する返礼品はないが、法人関係税の9割が減額される。市では2020年度から寄付を受け、今回を含めて延べ23件7222万円。今年度は6件目で、計955万円となった。廣甚は21年度から3年連続の寄付。