祈祷後に行われた餅まき

 印南町美里の才の川観音で19日、毎年恒例の初午会式が行われ、多くの人が参拝に訪れた。

 才の川観音は室町時代に創建。地域で飢餓と疫病がまん延した際、病気平癒などを祈願したところ、疫病はその年に終息して五穀豊穣になったといわれており、「厄除観音」とも呼ばれている。地元圓福寺の池上広済住職が読経、参拝客らの家内安全や商売繁盛などを祈願。祈祷は7回に分けて行われ、最後に餅まきもありにぎわった。