支援者を前に政策を訴える山名氏

 4月16日告示、21日投開票の由良町長選挙に向け、現職山名実氏(67)=吹井・1期目=の後援会(洲﨑忠司会長)が16日、網代の商工会館西隣で事務所開きを行った。山名氏は集まった約100人の支持者を前に、「希望のある町実現へ」と2期目への支援を呼びかけた。町長選に立候補を表明しているのは山名氏のみで、無投票ムードが漂っている。

 事務所開きには周辺町の首長や議員、県議会議員、地元支援者が集まった。洲﨑会長が「この4年間で政策を進め着実に成果を残してきている。今後も引き続き皆さんの支援を」とあいさつ。冨安民浩県議、坂本登県議、町村会長の久留米啓史日高川町長らが祝辞を寄せた。
 山名氏は「こんなに多くの方がお集まりいただき感無量。4年前は厳しい戦いだったが、皆さんの力で就任させていただいた」と感謝。2期目については「『希望のある町に』をスローガンに若者が集う、子育て世代に優しい、高齢者に優しい――の3つのビジョンを実現したい」と意欲。また国道42号水越峠改良促進、災害対策、小中学校の統合移転など取り組みたいことを訴えた。
 4年前の前回は、山名氏、元町議、町外の新人の3人が出馬したが事実上元町議との一騎打ちとなり、山名氏が1902票を獲得し、元町議に211票差をつけて当選した。今回の選挙では前回の元町議も出馬の意思を示しておらず、無投票ムードとなっている。