みなべ町議会は15日、前日に続いて議案審議を行い、新年度一般会計予算の審議が行われた。

 母子保健事業費では、全国で導入が進んでいる子育て支援アプリ情報配信サービス「母子モ(ぼしも)」のみなべ町版を導入する予定。母子手帳機能と地域の情報を配信する機能があり、サービスの利用料に26万円を計上している。担当の健康長寿課は、予防接種のスケジュールなども配信し、アプリ利用者を増やしていきたい考え。登録にはマイナンバーカードは必要ない。

 議員からは、「アプリに子育てに関する補助金等の情報などを盛り込んではどうか」「結婚適齢期前からアプリ導入を勧めるほか、教育機関との連携も進めては」などの意見が上がり、健康長寿課課長は「さまざまな情報を発信し、アプリをいいものにして、子育てしやすい環境づくりを整備したい」と答えた。