「市民の期待に応えられるよう全力」と三浦氏

 今年5月19日告示、26日投開票の御坊市長選挙に向けて、現職の三浦源吾氏(64)=島・1期目=が6日、市議会一般質問の中で2期目への立候補を表明した。現時点でほかに出馬の動きはなく、連続無投票当選の公算が大きくなっている。

 トップ登壇した向井孝行議員が「これまでの実績に鑑み、市政のかじ取り役は三浦市長以外いないと断言したい」などと、次期市長選への出馬の意思を聞いた。三浦氏は1期目がコロナ禍での船出となり、ワクチン接種などの支援策や財政改革、さまざまな分野での広域連携、新庁舎建設などに、国や県との太いパイプを生かして全力で取り組んできたことを振り返り、今年の市制施行70周年のテーマが「笑顔」であることを紹介。▽健康で明るく楽しく前向きに笑顔あふれるまちづくり▽生まれて住んでよかったまち、御坊▽誰もが、住みたいまち御坊――を目指して引き続き課題、困難に取り組むとし、「市民の皆さまのご期待に応えられるよう、そして笑顔になっていただけるよう、さらなる努力を重ねたい」と決意を述べた。

 三浦氏は京都産業大学経済学部卒業、1982年県庁に入り、農業生産局長、水産局長、日高振興局長などを歴任し、2020年3月末で定年退職。同年5月の市長選に立候補し、当選した。