紀州鉄道でポーズをきめる(左から)ソゴウさん、ヤマサキさん、ヨコタさん、オカザワさん

 御坊市は5日、同市出身のヤマサキセイヤさん(36)がメンバーのロックバンド「キュウソネコカミ」に、市制施行70周年記念スペシャルサポーターを委嘱した。

 キュウソネコカミは5人編成(うち1人活動休止中)のロックバンドで2009年結成、2014年にメジャーデビュー。西宮市を拠点に活動して若者中心に人気となり、昨年2月には和歌山県警「特殊詐欺被害防止」広報大使に就任、3月にはニューアルバム「私飽きぬ私」をリリースしている。

 スペシャルサポーター委嘱式にはボーカル&ギターのヤマサキさん、ギターのオカザワカズマさん(35)、キーボード&ボーカルのヨコタシンノスケさん(36)、ドラムのソゴウタイスケさん(36)が出席。三浦源吾市長はヤマサキさんの父と同級生で、「前からお父さんに70周年の時に息子さんに来てほしいとお願いしていた。記念事業の目玉になるのでぜひPRをよろしく」。今回限りのスペシャルサポーターではなく、継続して市の応援大使になることもお願いした。

 ヤマサキさんは「各地から御坊に人を呼び込み、(記念ライブは)最高の一日にしたい。何でもさせてもらいますのでよろしくお願いします」と話した。このあと、メンバーは記念ライブ会場の市民文化会館を見学し、紀州鉄道乗車体験、寺内町散策なども行った。紀州鉄道ではヤマサキさんが「懐かしい」、他のメンバーも「レトロ感があって何か渋いですね」と笑顔。

 キュウソネコカミは70周年記念事業の一環で6月8日、市民文化会館での凱旋ライブを初開催。市民優先チケットの先行抽選販売を予定しているが、日程は未定。