スマホで自宅の防火をチェック
QRコード

 3月1日からの春季火災予防運動に合わせ、御坊市消防がスマホでできる住宅防火セルフ診断を公開した。住宅内の火災リスクを特定、改善することで、安全で安心できる住環境維持につなげてもらおうと作成。QRコード=別掲=を読み込むと表示される診断画面に「放火対策」「たばこ」「台所」などについて計20の設問があり、自分でチェックしながら進めていけば自動的に診断、結果が見られ、改善を促す内容になっている。

 火災予防運動は7日まで。2023年度の全国統一標語は「火を消して 不安を消して つなぐ未来」で、御坊市と日高広域の両消防本部は火災予防に努め、火の取り扱いに注意するよう、意識の高揚を図る。

 市消防は①住宅防火対策の推進②林野火災予防対策の推進③特定防火対象物等における防火安全対策の徹底④放火火災防止対策の推進⑤多数の者が集合する催しに対する火災予防指導等の徹底⑥乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進――を重点目標・推進項目に広報活動を展開。住宅火災から命を守る10のポイントをPRしている。

 春の火災予防運動に合わせ、山火事と車両火災の両予防運動も行われる。林野庁と消防庁主唱の山火事予防運動は「忘れない 山の恵みと 火の始末」が統一標語。入山者や森林の所有者、周辺農地の作業者らに火の取り扱いに注意するよう啓発する。国土交通省と消防庁主唱の車両火災予防運動は車を使って旅客を運送する車両を対象に危険物の持ち込み禁止、たばこの投げ捨て防止、防火安全対策の徹底が重点。いずれも1日から7日までで、御坊市と日高広域の両消防も広報活動を行う。