先日、由良町の少年議員と町議会議員との意見交換会が行われ、その様子を取材した。少年議員とは町政に若者の意見を取り入れようと、町が昨年9月に中高生5人を任命。以降、少年議員同士での打ち合わせや町内視察などを行い、今回が初の町議会議員との意見公開会となった。
意見交換会には町議会議員9人中8人が出席し、進行は挙手して議長が指名し発言するなど、実際の委員会のように行われた。テーマは「どんな町になってほしいか」「実施してほしいイベント」「町にほしいもの」などで話し合った。少年議員からは「町には若者が遊べる場所が少ない」との声が多く、御坊市にあるようなカラオケ店、またバスケットコートやスケートボード場など、申請が必要な体育施設とは異なり、申請不要で気軽に遊べる公園がほしいと要望。また、イベントでは昨年のM1グランプリ王者で旬の芸人である「令和ロマン」を呼んで盛り上げるなど、若者ならではの意見が飛び出した。ほか町内施設については施設の老朽化の修繕の必要性や、廃校施設の有効活用案などがあった。
若者が今、町に対してどうしてほしいのかという率直な意見を聞くことができた。地方にとって高校や大学を卒業した若者の地元離れは大きな問題で、将来地元で暮らしたいという町への愛着を持ってもらうためにも、彼らの望む町の像を知ることは大切だ。
任期は2年あり、最終的には町への提言を目指す。今はまだ始まったばかりだが、今後、さらに町の実状なども踏まえて知識を深めるとともに、少年議員同士で意見を交わし、若者ならではのアイデアを生かした提言にたどり着けることを願いたい。(城)


