大谷グラブで捕球を体験する子ども

 印南町の少年野球クラブ、印南黒潮と印南ファイターズは24日、いなみこども園で米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手から贈られたグラブを使った合同野球教室を開催。同園の年中・年長の子どもたち20人が参加した。

 野球に親しんでもらい、将来の野球人口を増やそうと両クラブが企画。こども園の園児に参加を呼びかけ、町内の4小学校からグラブを借りて実施した。

 参加者は2チームに分かれて守備と打撃を交代で体験。守備ではグラブを使ったゴロの捕球と送球の体験を行い、子どもたちは元気いっぱいにボールを追いかけていた。年中の坂田駿(かける)君(5)は、「グラブを使ってみて楽しかった。今はサッカーや柔道を習っているけど、野球もしてみたいな」と目を輝かせていた。

 印南黒潮の責任者塩路智宣さん、印南ファイターズ会長の坂口生さんは「町内でも野球をする小学生が減っており、野球教室をきっかけに一人でも多くの子が野球を始めてほしいなと思います。今後も定期的に開催していきたいです」と話していた。