オンツツジの幼木を植える参加者

 印南町印南原のボランティア団体、稲原さんぽ道の会(吉岡登代表)は24日、地元の景勝地として整備している「オンツツジの郷」で植樹会を開催し、地元住民や関係者ら約50人が参加した。

 オンツツジの郷は同会が山の斜面の遊休農地を活用し、ハイキングを楽しめる公園に整備。地元の名所として親しまれている。オンツツジは県の「未来を彩る花の郷づくり事業」の補助を受け、これまで約300本を植樹。今年も同事業の支援で200本を植えた。

 参加者は高さ約70㌢のオンツツジの幼木を丁寧に植えていった。この日は天候もよく、作業は1時間ほどで終了した。オンツツジは近畿南部や四国、九州に分布するツツジで、4~5月に開花。ピンク色の可憐な花を咲かせる。

 吉岡会長は「オンツツジの郷はオンツツジだけでなく、いろんな花も植えており、4月から6月まで見ごろになります。出入り自由ですので、ぜひ多くの方に来てもらいたい」と話していた。