重機で橋桁を吊り上げて撤去

 印南町の切目小学校(坂口貴保校長)の6年生12人は14日、西ノ地地内の橋の架け替え工事に伴い、以前の西ノ地橋の撤去工事を見学した。

 新しい橋は2021年に完成。古い橋は1984年に竣工したコンクリート造りで、延長55・6㍍、幅員5・2㍍。撤去工事はみなべ町東神野川の有限会社下村重機(下村正一代表取締役)が施工し、見学会は同社の協力で開催された。

 橋の両側に設置した重機の門型リフターで橋桁を約2・5㍍吊り上げて、下流側に取り付けたリールの台車に移動させた。

 子どもたちは初めて間近で見る橋の解体・撤去工事に「すごい!」などと声を上げ、前田千穂さんと長井琴愛さんの2人は「初めて橋が撤去される様子を見ました。工程を知ることができて貴重な経験になりました」と話していた。