トップチームの侍ジャパン入りが決まった西川選手(昨年9月の東都大秋季リーグ国学院戦)

 3月6、7の2日間、京セラドーム大阪で開催される「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本VS欧州代表」に出場する代表メンバー28人が発表され、青山学院大3年の西川史礁選手(20)=日高川町山野出身=がアマチュアから選ばれた。昨年7月の日米大学野球選手権では学生代表の侍ジャパンメンバーとして活躍したが、今回はプロが主体のトップチームの侍ジャパン入りとなる。

 プロ野球選手から24人、大学生から4人を選出。西川選手は中学時代が和歌山日高ボーイズ/マリナーズ、高校は龍谷大平安で活躍。青山学院では昨年の春秋のリーグ戦の連覇、全日本大学選手権優勝に貢献した。昨年春のリーグ戦では最高殊勲選手(MVP)とベストナインに選ばれた。日米大学野球選手権大会では不動の4番を務め、チームを優勝に導いた。今年のドラフト候補の目玉としても注目されている。

 侍ジャパンの井端弘和監督は14日、都内で会見を開き、大学生4人の選出に「今後のWBC、オリンピックに向けての新しい力。学生の間にジャパンのユニホームを一度着ておくことはプラスになる」と説明し、西川選手に関しては「飛距離は大学生で抜けている」と期待した。侍ジャパンの背番号は青学と同じ「3」。

 西川選手は「侍ジャパンに選出していただき、非常にうれしく思っています。自分のアピールしたい点は長打力と肩の強さ。メンバー入りを通じてプロの選手からもいろいろと吸収し、今後の参考にしたい。大学生らしくチームの力になれるよう全力で頑張ります」と意気込みを語った。

 大学生からは西川選手のほか、明治大学の宗山塁内野手ら、プロからはヤクルトの村上宗隆選手らが選ばれた。