クビアカツヤカミキリの被害状況を説明する行森主査

 第36回地域農業を考える日高のつどい(同実行委員会主催)が30日、日高川町の日高川交流センターで開かれ、日高振興局農業水産振興課職員が梅の木などを食害する特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害状況などに関する講演を行った。

 クビアカツヤカミキリの成虫は大きさが2㌢から4㌢、全体は艶のある黒で、首(胸部)が赤いのが特徴。幼虫が桃、スモモ、梅などバラ科の植物を食害する。1匹のメスの産卵数は平均350個、最大1000個以上で繁殖力が高い。1949年に愛知県で国内初の被害が見つかり、その後、全国各地へ拡大。和歌山県は2019年に初めて確認された。

 昨年11月末現在の日高地方の被害状況をみると、御坊市、日高川町、由良町の3市町で28園地95本、農地以外の庭木などで8地点11本となっている。大半が梅の木。

 つどいには農業士会、生活研究グループ、4Hクラブのメンバーら約80人が参加。日高振興局農業水産振興課の行森啓主査と柏木雄人副主査がスライドを使って、クビアカツヤカミキリの被害状況や防除の仕方などを説明。発見方法について「成虫は5月下旬から8月の暑い時期に活動する。幼虫は木くずと糞が混ざったフラスを幹や枝に出すのでそれを確認するとよい」とし、防除は「フラスの出ている穴に薬剤を噴射したり、木を覆って成虫が飛んでいかないようにすることなどがある。早期の発見と対策が被害の蔓延防止につながる」と述べた。

 このほか、PERSOL Global Workforce株式会社東日本オフィスの井出飛悠人室長が、「採用して気づいたことから考える 外国人人材の採用について」と題して講演した。