選果機を流れるデコポン

 JA紀州管内で柑橘の不知火(しらぬい)の収穫が始まり、大阪や東京などに出荷されている。3月中旬まで。

 「ポンカン」と「清見」を掛け合わせた品種。不知火のうち糖度13度以上、酸度1・0度以下という品質基準をクリアすると、ブランドのデコポンの名前で出荷される。濃厚な甘さとまろやかな酸味に食感がよく、皮がやわらかいのが特徴。

 今年は冬場の雨が少なかったため、例年よりも甘味が強いという。

 JAは昨年実績(135㌧)並みの120㌧から130㌧の出荷量を見込んでいる。「今年は特に甘くて濃厚な味に仕上がっています。ぜひ、味わってください」とPR。

 日高地方では印南町のフレッシュマート特産品直売所とみなべ町のほんまもんふるさと産地直売所で販売されている。