「やったぞ!」甲子園出場が決まり、ガッツポーズで喜び爆発の耐久ナイン

 第96回選抜高校野球大会の選考会が26日に開かれ、県勢は一般選考で1905年の創部以来初となる耐久、21世紀枠で48年以来76年ぶり3度目となる田辺の出場が決まった。

 耐久は創部119年で春夏通じて初の甲子園。昨秋、県大会を制すると、続く近畿大会でも守備から流れをつくり、好機を逃さない野球で強豪校を撃破し、準決勝で惜敗したが、4強入りを果たした。田辺は甲子園へ1947年、48年の春、95年の夏に出場。昨秋の県大会で市和歌山、智弁和歌山を破って準優勝し、近畿大会では初戦でタイブレークの末に敗れたが、部活動と学業を両立させ、地域貢献への注力も評価された。

 中学硬式チームを含む本紙エリア関係では耐久で5選手、田辺で2選手の計7選手が昨秋ベンチ入り。両校ナインはグラウンドで吉報を待ち、出場が決まると「やった!」「よっしゃ~」と拳を突き上げ、喜びを爆発させた。

 組み合わせ抽選会は3月8日、大会は18日開幕。一般選考29、21世紀枠2、神宮大会枠1の計32校が熱戦を繰り広げる。