久留米町長に義援金を手渡す田口君㊥と堂代君

 日高高校中津分校の2年生11人は19日、石川県で発生した能登半島地震の被災地に義援金を送った。

 学校の活動で取り組んでいる規格外の紀州備長炭で焙煎したコーヒーの売上金の一部で、日本赤十字社を通じて送金。同日、山岡健教頭、生徒会長の田口滉翔君(2年)と副会長の堂代真誉君(2年)の3人が役場町長室を訪れ、日赤和歌山県支部日高地区日高川分区長の久留米啓史町長に1万2750円を手渡した。

 田口君は「同世代の子どもたちが学校に行けなくなっている。一刻も早く日常を取り戻してほしい」、堂代君も「南海地震が発生すれば、僕たちも同じような状況になると思う。他人事ではない」と思いを伝え、久留米町長は「一日も早く復興してもらいたいという願いは皆さんと一緒。被災地の生徒たちが地元で卒業式が迎えられればと思います」と話した。