問題の配布を待つ受験生(和歌山大学で)

 大学入学共通テストが13日、全国で一斉に始まり、県内では和歌山市と紀の川市の4会場で試験が行われた。県内の志願者は約3115人、会場は和歌山大学、近畿大学生物理工学部、県立向陽高校、桐蔭高校。2日間の日程で、13日は地理歴史、公民、国語、外国語、14日は理科と数学の試験が行われる。

 新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類になり、マスクの着用義務はなくなったが、和歌山大学(和歌山市栄谷)の試験会場では、受験生の大半がマスクを着用。緊張した面持ちで監督者から注意事項の説明を受けた後、問題冊子と解答用紙が配布されるのを待ち試験に臨んだ。

 コロナ感染対策としては、昨年と同様、各教室に消毒液を設置。体調が悪い生徒は別室受験とした。感染や体調不良で受験できなかった場合は、27、28日に追試験がある。また、2022年に東京で共通テストの受験生ら3人が刃物で刺された事件を踏まえ、今年も県警と連携を強化してパトロールを行うという。