上西会頭(右から5人目)や二階氏(同3人目)らが乾杯

 御坊商工会議所、紀州新聞社、日高新報社が共催する2024年新春賀礼会が4日、花ご坊で開かれ、政財界から約150人が出席した。上西一永会頭は物価上昇や地方の人口減少などの問題が山積する中、「地域の発展を支えるには私たちが団結し、知恵を絞り、努力していくことが必要」と決意新た。来賓の二階俊博衆議院議員も御坊・日高の発展へともに力を合わせていくことを誓った。

 上西会頭は冒頭、能登半島地震の被災地の一日も早い復旧を祈るとともに、自分たちの地域での地震・津波対策を見直して万全を期す必要があると述べ、経済活動ではロシアのウクライナ侵攻や中東危機、サプライチェーンの混乱、円安による物価上昇など厳しい状況が続いているとした。御坊市では人口減少や少子高齢化の課題がある一方、市役所新庁舎完成の明るい話題があったことも紹介し、「今年も皆さまとともに地域発展へ努力していき、未来に向かって大きく飛躍できる素晴らしい年になりますように」と期待を込めた。

 二階氏は能登半島地震の被災地に対して「オールニッポンで対応していこう」とし、地元御坊市の発展についても「日高は一つ。みんなで一緒になって頑張ろう。私も東京駐在員として力の限り努力する」と誓った。三浦源吾市長は「市民が安心して暮らせるあらゆる施策を展開」、中村裕一県議は「地震と人口減少の克服が私の使命」とした。

 唱歌「一月一日」を合唱、山本清司市議会議長の発声で乾杯し、和やかに歓談した。