優勝カップと賞状を手に笑顔の中島選手㊧と田端選手

 第22回KENKO CUP全国ジュニアソフトテニス大会が22日から3日間、埼玉県の彩の国くまがやドームで開かれ、男子の部で印南STCの田端一葵選手(印南小6年)と中島海成選手(同)がメンバー入りしている和歌山県選抜Aが見事優勝。2人はチームの主力として活躍し、和歌山代表を10年ぶりの全国制覇に導いた。

 男子には全国から52チームが出場し、4チームごとの予選リーグ、決勝トーナメントで競った。和歌山選抜Aは予選で群馬C、秋田Bをいずれも3―0、山梨Aを2―1で下して1位通過。決勝トーナメントは初戦から愛知B、茨城A、倉敷・アイビージュニア(岡山県)、決勝では夏の全日本小学生選手権大会で優勝した愛知と対戦。接戦の末、2人の活躍もあって2―1で勝利し、日本一を手にした。

 田端選手は海南のゆうゆうの選手とペアを組み、前衛として積極的な攻撃で着実にポイントをゲット。中島選手は橋本の選手とペアを組み、後衛として粘り強くボールを拾って相手のミスを誘うプレースタイルで持ち味を発揮した。

 2人はともに小学校低学年のころから印南STCでソフトテニスを始め、全国制覇は初めて。「とってもうれしいです。楽しくプレーできました」と喜んでいる。