グループでアイデアをまとめて発表

 日高川町の日高高校中津分校で20日、1、2年生22人を対象に、森林の課題をIT(情報技術)で解決するアイデアを考える授業が行われた。

 災害リスクの低い森づくりに取り組む株式会社ソマノベース(田辺市)と第一生命情報システム株式会社(東京)と連携した取り組みで、両社の社員5人が講師として訪れた。授業は6グループに分かれて行い、「IT×森林課題」をテーマに、作業員の人手不足や作業の危険性、森林の減少などについて解決策を各グループでまとめて発表した。

 講師のソマノベースと第一生命情報システムの社員が審査し、森林作業の人手不足を解消するため、作業の内容をVRゴーグルで体験してもらうアイデアと、森林に親しみを持ってもらうため、水族館のような「森族館」を建設するアイデアが優秀賞に選出された。

 ほか、ドローンを使って森林作業の危険箇所を上空から判断する内容やAI(人工知能)を活用した植林などのアイデアもあった。