最近、「キャンプは夏よりも冬がおすすめ」というような取材をしている。虫が出たり、熱帯夜で寝苦しかったりという夏のデメリットは冬にはないが、最悪、何もなくても地べたで寝ることができる夏と違い、寒い冬は何かと道具が必要になってくる。取材していく中、キャンプで使う道具は防災時にかなり重宝されるものが多く感じた。

 キャンプといえば、今は電源があるところもあるが、基本何もないところが多い。焚き火には焚き火台を使うが、ほとんどの商品は網や鍋、やかんなどが置けるようになっており、湯を沸かしたり、調理したりすることが可能だ。焚き火だけでなくガスバーナーや燃料用アルコールを使った道具も持っている人が多いだろう。ほかLEDライトや食器、簡易テーブル、椅子など多くの物が災害時も使うことができる。

 避難所での生活の際も、テントはプライベート空間を確保できる。マットや簡易ベッド、寝袋などの寝具も重宝することになる。取材で驚いたのはポータブル電源。炊飯器を動かせるなど大容量のものもあり、コンパクトなソーラーパネルと組み合わせれば、安定して電力を確保することができる。かなり高価にはなるが、災害時最も役に立つものになるだろう。このほか固形燃料を使った炊飯など役立つ知識も多い。

 今のキャンプのいいところは本格的なサバイバル知識がなくても、便利な道具を使うことで誰でもすぐにでき、そこが災害時にも向いている。もちろんレジャーとして楽しめることも大切で、楽しむことで持続的に防災への備えをできるようになる。特集は年明けにも掲載予定なので、興味のある方はチェックしてもらいたい。(城)