楠本さんの作品「なないろにひかる灯台」

 公益社団法人燈光会主催、海上保安庁後援の灯台絵画コンテスト2023の入賞者が決まり、日高地方からは小学高学年の部で楠本ひかりさん(野口小5年)の作品「なないろにひかる灯台」が金賞に選ばれた。銀賞、銅賞の3人とともに、9日午前10時から美浜町三尾のカナダミュージアム庭園で表彰状伝達式が行われる。

 楠本さんは小さいころから絵を描くのが好きで、4年生から御坊市内の絵画教室にも通っている。昨年も出品したが、入賞は初めて。今回の作品は高知県の室戸岬灯台を描いた。インターネットで題材を探していたところ、大海原を背景に夕日が当たってきらきらと輝いていた写真がきれいだったので選んだ。9月ごろに描き始め、水彩絵の具で色付けし、集中して4日ほどで仕上げた。灯台のレンズの部分を描くのが難しかったという。「濃い色を塗るのが難しかった。レンズはもっと透明だと思っていたけど、思っていたより濃く、頑張って塗りました。金賞を取れてうれしいです。来年も応募したい」と笑顔で話していた。

 そのほか小学高学年の部で栗原夢希さん(和佐5年)が銀賞、佐々木新之助君(中津5年)が銅賞、中学生の部で三原菜結さん(日高附属3年)が銅賞を受賞した。