田辺市龍神村の龍の里づくり委員会が取り組む「『龍のむら』活性化プロジェクト~人がつながり、地域が光る~」が24日、県の過疎地再生支援事業「わかやま版・過疎集落支援総合対策」に認定された。プロジェクトは柳瀬のドラゴンミュージアム(交流拠点エリア)周辺エリアの魅力アップを図り、関係人口の増加や地域経済の活性化につなげる内容となっている。

 わかやま版・過疎集落支援総合対策は2010年度に創設され、
過疎地の課題解決や活性化に向けた住民主体の取り組みを支援。今年度は龍の里づくり委員会の計画が唯一、認められた。

 事業期間は今年度から2025年度までの3カ年。今年度は▽龍の活用をテーマに地元住民と地域外の龍好きが集まり、地域の課題解決に取り組む検討会「龍好きの集い」の開催▽2024年の辰年を契機に龍神地域の魅力を発信するためネット環境の整備や広報媒体を製作▽ドラゴンミュージアムの魅力を向上させるため、施設内空間デザインの作成――などに取り組む。24年度、25年度についてはDIYによる宿泊体験施設等の整備や「龍」にちなんだ独自メニュー・地域の特産品を開発するとしている。

 今年度は県から250万円が補助される。