御坊市野口オートキャンプ場で、今年も18・19日、全国のキャンピングカーオーナーが集まる日本最大級のオフ会イベント「CAMPINGCAR ⅤACATION 2023 Autumn」が行われ、全国各地から140台のキャンピングカーが集まった。

 野口キャンプ場は広い面積を誇るキャンプサイトや高速道路の御坊ICから車で2分の近さにあること、サイトの電源など設備が充実しているのがポイント。車で5~10分圏内にコンビニ、スーパー、酒屋、ホームセンターなどもそろって便利。利用者から環境のよさが好評となっており、主催者の一人は「高価なキャンピングカーを所有している人たちはわりと裕福な家庭が多く、地域にお金を落としてくれる。キャンピングカーの所有者、地域、我々の業界もみんながいい方向になれば」と期待していた。

 確かに市にとってキャンプ場の管理はコストや労力面で大変だと思うが、こういったイベントの開催は場所を提供するだけであとは主催者がやってくれるので、同じく日高川河川敷で開催されたシクロクロスと並んで手間いらずのいいイベントだ。また、最近はミニバンなどを改造して泊まれるようにし、家族はもちろん、手軽にソロキャンプや冬キャンプを楽しむ人たちもおり、車で乗り入れできる電源設備のある野口キャンプ場はますます人気が出そう。

 今回のオフ会イベントが誘致できたのは御坊市が大阪へキャンプ場をPRしに行ったのがきっかけだったという。やはり待ちの姿勢ではなく、県外に出てPRしに行くことの大切さをあらためて感じる。御坊がキャンピングカーの真の聖地となるよう期待したい。(吉)