空路搬送された資機材を届ける通信局員

 美浜町で15、16の2日間、総務省の近畿総合通信局との協同防災訓練が行われた。

 大規模災害で陸路が使えなくなった場合を想定し、被災自治体への支援通信機器の搬送や町職員、住民への災害対策用移動通信機器の操作体験を実施。延べ約200人が参加して防災意識の高揚や地域防災力の向上を図った。

 15日は大阪府八尾市の八尾駐屯地を出発した自衛隊のヘリコプターが松洋中学校のグラウンドに着陸。通信局員らが衛星屋外設置アンテナや被災地で通信ネットワークを応急復旧させる機器「ICTユニット」、デジタル簡易無線機の資機材を降ろし、町の担当職員に届けた。

 16日には松洋中の生徒らを対象にした通信体験や役場、体育センター、松原地区高台津波避難場所との間の通信確保、耐災害性の高いネットワーク技術を活用した通信網での町と県、御坊、日高、日高川、白浜、すさみ各市町との間の通信確保を行った。