開封した愛の鍋を前に左から酒本副会長、岡本会長、池口副会長

 御坊市社会福祉協議会は15日、住民から善意金を募る「愛の鍋」を開封した。今回の善意は6万6451円で、1984年の設置から39年間の累計は152万2459円となった。

 愛の鍋は福祉センター1階に設置。料理用の大鍋に網のふたをして募金箱の代わりにしている。ほぼ1年に1回のペースでふたを開けており、今回も岡本恒男会長、池口勝巳・酒本紀美子の両副会長が立ち合って確認。1円、10円の硬貨や1000円札が多く、中には昔の500円札や2000円札、万博の5000円記念硬貨もあった。募金額は善意銀行に入れられ、小中学校新入生の祝い金や火災見舞金として活用される。

 岡本会長は「多くの善意に感謝。一人でも多くの市民がまちの福祉を下支えできるよう、社協としてお手伝いしていくのが使命だと思っています」と話している。