きょう11月16日は「いい色の日」。「11」と「16」の数字の語呂合わせで、1991年に愛知県で塗装などの事業を営んでいる業界団体が制定した。色が日常生活に与える影響を見直し、塗装の持つ機能性などを広くアピールする狙い。
色にはそれぞれ効果や特徴がある。赤は太陽や火のイメージが浮かび、エネルギーを感じさせるアクティブな色。気分を高揚させる働きがあり、人を行動的にさせる。スポーツでは闘争心を駆り立ててくれる効果もある。青は最も人気が高く、マーケティング会社の調査では約40%の人が好きな色に挙げたという。冷たい、冷静、さわやか、誠実をイメージさせるほか、集中力をアップさせる効果もある。黄色は左脳を刺激して頭の回転をよくさせるほか、希望や幸福、親しみやすさを連想させる。オレンジは人を陽気にさせ、緑は安心感を与える。ピンクは女性らしさや安らぎ、白は潔白や純粋さをイメージさせる。
色に関係していえば、「カラーバス効果」という言葉がある。「カラーバス」は「色を浴びる」という意味で、意識していることほど関係する情報が次々と自分に集まってくる現象。例えば、株を始めた人が株価を左右する経済のニュースを気にすることで、その情報がたくさん自分の中に吸収されるようになることなどがこの効果。
カラーバス効果は仕事や私生活に活用することができる。常に関心のあることに対してアンテナを張って意識することで必要な情報をキャッチしやすくなる。それは新聞記者が最も重要視しなければならないこと。常に地域の問題や話題を意識し、集まった情報をニュースとして読者に伝えていきたい。(雄)