自衛隊和歌山協力会(村上義徳会長)の創立45周年記念「海上自衛隊呉音楽隊ふれあいコンサート」が11日、御坊市民文化会館大ホールで開かれ、ほぼ満席の観客が吹奏楽の美しいハーモニーを楽しんだ。
冒頭で村上会長が「当会は結成から早や45年、私で4代目の会長になります。今後ともご理解、ご協力をお願いします」とあいさつし、1900年のパリ万博のために作曲された行進曲「海を越える握手」でスタート。「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ、「サンダーバード」のテーマ、NHK朝ドラに合わせた「東京ブギウギ」、ディズニーアニメの曲、Jポップの「天体観測」などおなじみの曲を奏でて観客を楽しませた。
「日本の情景『秋』」として「里の秋」「旅愁」「もみじ」などをしみじみ聴かせる場面もあり、充実したプログラムに観客は大満足。アンコールは中島みゆきの「糸」、2度目のアンコールは田辺市出身の鳥山啓が作詩した「軍艦マーチ」。勇壮なリズムに合わせて手拍子が湧き起こり、盛り上がって大きな拍手で幕を閉じた。