視覚障害者の介助をアドバイスする得津さん㊨

 日高町人権尊重推進委員会の人権講演会が10日、中央公民館で開かれ、元日本航空国際線キャビンアテンダントで、マナーコンサルタントとして活躍している得津美惠子さん(オフィスSAKURA)が、「人権とは命の尊さ」をテーマに思いやりの大切さを訴えた。

 得津さんは、国内の自殺者数やいじめ件数、不登校児童生徒数などを説明した上で、「人権とは思いやり。人を思いやる気持ちをみんなが持てば必ず平和に過ごせる」と強調した。障害のある人が困っていたら積極的にサポートすることを呼びかけ、視覚障害者の介助の仕方を参加者と一緒に実践。「相手の少し前を歩いて介助しましょう」などとアドバイスした。

 ハラスメントやLGBTQ、パートナーシップ制度など正しい知識を持つことも訴えた。