「今後も子どもたちのために」 と平田さん

 新教育制度施行75周年を記念した文部科学大臣の表彰で、由良町の小学校で30年以上教諭を務め、現在も由良小学校の講師をしている平田ミヤさん(62)=有田川町=に感謝状が贈られた。

 感謝状は教育行政機関に30年以上、小学校教諭として15年以上在籍し、小学校教育に特に功労のあった人が対象。全国471人に贈られた。10月19日に東京で開かれた全国連合小学校長会75周年記念式典で、盛山正仁文科大臣が受賞者の代表者に手渡した。

 平田さんは湯浅小、初島小での講師を経て、1986年に耐久中で教諭となり、湯川小を経て、92年からは白崎小、衣奈小、由良小、衣奈小と、由良町内の学校で教壇に立った。退職後も講師として白崎小に勤め、町内3小統合後は現在の由良小に移った。

 県教育委員会指定ことばの力総合推進事業の推進委員や日高地方国語科指導委員なども歴任。読書による教育にも力を入れ、子どもたちに読書に親しむ機会や読書の楽しさを広げる取り組みなどを推進した。

 感謝状は8日、由良町の寒川正美教育長が伝達。平田さんは「多くの皆さんの支えのなかで仕事をさせていただいていますので、このような感謝状をいただき申し訳なく感じますが、今後も地域の子どもたちのために尽くしたい」と話している。