「プレミアムな体験を」とNAVELメンバー

 日高地方の地域活性化イベント、「御坊日高博覧会2024」=通称御博(おんぱく)=の開催発表会が8日、美浜町の煙樹ケ浜近くにある狩谷純一さん宅(通称・狩谷邸)で開かれ、9回目となる次回は来年2月24日から3月31日までの37日間と決めた。今回のテーマは「プレミアムな体験」とし、参加費1万円以上の特別なプログラムのみを今月末まで募集する。

 運営を行っていた同実行委員会は、今年4月から名称を「NAVEL(ネイヴル)」に変更。へその意味があり、和歌山県の真ん中、地域の核となるような組織を目指し、今後はおんぱくだけでなく、高校生おんぱく部、大正大学の実習受け入れなど地域のためになることは何でも取り組んでいく。

 御坊日高に何度も訪れてもらえる、「非日常」を感じてもらえる地域にしようと、おんぱくも今回は趣を変える。これまでは参加費2000円前後の気軽なプログラムが多かったが、今回は将来的なインバウンド誘客も視野に、いつもよりもプレミアムな体験をしてもらう。参加費1万円以上で、上限は定めていない。いつものプログラムにさらに付加価値を付けた内容にしたり、別のパートナーとコラボしたりと、さらなる地域の魅力発掘の機会にもしてもらいたい考え。

 プログラム数は10程度を想定しているが、20でも30でもOK。プログラムの締め切りは今月末。NAVELの谷口光代表は「いままでにないプログラムが出てくると思う。以前は低額だった内容にどうすれば付加価値をつけられるか、考えることも地域の魅力再発見につながる。どしどし応募待ってます」と話した。