第７６回全国高校バスケットボール選手権大会（ウインターカップ２０２３）の県予選会を兼ねた第６０回県高校バスケットボール秋季選手権大会が１日から５日まで、和歌山市の県立体育館などで開かれ、男子の部で和歌山南陵が３連覇。１２月２３日から東京体育館をメイン会場に開催されるウインターカップに県代表として３年連続３回目の出場を果たす。
男子３１チーム、女子２２チームがトーナメントで熱戦を展開。男女各優勝チームが全国大会に出場する。
男子の南陵は初戦の３回戦で粉河を２０７―５９、準々決勝で田辺を１４０―５５、準決勝で和歌山工を１１６―７９で退け、決勝も初芝橋本に１１９―６８で快勝。守ってはオールコートのゾーンプレスを仕掛け、ターンオーバーから速攻を連発。パス＆ランを使いながらコートの５人全員で攻めて得点を重ねた。
黒川、イドリス、有田の各選手は個人賞のベスト５を獲得。松本和也主将（３年）は「相手に敬意を払い、楽しみながら、最後まで全力でやれた。ディフェンスはまだまだできる。全国はベスト８が最低ライン」。和中裕輔監督は「まだまだ失点が多かった。ウインターカップまでに強化していきたい」と話していた。
このほか、日高地方勢は男子で紀央館がベスト８入り。初戦の１回戦で近大新宮を１１５―４１、２回戦で星林を６８―６０、３回戦で向陽を６４―６０で下し、準々決勝で和歌山工に５４―８５で敗れたが、健闘した。男子は和高専も初戦を突破し、２回戦で涙。日高と、女子の紀央館、日高は初戦で敗退した。
和歌山南陵男子のメンバーは次の皆さん。
和中裕輔（コーチ）、西川大琥（マネジャー）、松本和也、黒川翔斗、アリュウ・イドリス・アブバカ、有田十把、酒井珀、木下駿、御前綸太郎、正田匠、藤巻春都、寺浦祐次郎、山内優和、二宮有志、紺野翔太、藤山凌成、中村允飛
