旧野口橋をバックに自転車を駆る参加者

 京都府向日市の一般社団法人京都車連が主催する関西シクロクロスの第1戦が22日、御坊市の日高川河川敷で行われ、初心者から熟練者まで各カテゴリーに569人が参加した。

 シクロクロスはオフロードを走る自転車レースで、昨年は社会実験で行われ好評だったことから、2年連続の開催。来年3月まで、関西圏で行われる全10戦の開幕戦として、河川敷には1周1・4㌔の特設コースが設けられ、それぞれのカテゴリーによって6、7周で競った。

 土手を使ったアップダウンやカーブ、コース上に設けられた段差などがあり、中には自転車を担いでランで切り抜ける参加者も。また、今年6月の大雨で河川敷が浸水したことで、スタート付近には土砂が堆積。タイヤが取られる難所となり、一層白熱したレースが展開された。

 河川敷の一角では地元土産物販売のブースやキッチンカーの出店もあり、前日には元全日本チャンピオンの三船雅彦さんを講師に講習会も開かれた。

 京都車連広報担当の上田尚徳さんは「昨年とコースコンディションが変わりましたが、余計に挑戦しがいのあるコースになりました。来年もこの場所での開催を考えています」と話していた。