尾崎さんの作品

 愛鳥週間用ポスター原画コンクールの県審査で、日高高校1年の尾崎月灯(つきひ)さんの作品が最高の特選に選ばれた。作品は中央審査に進み、審査結果は11月中旬に発表される。

 毎年5月10日~16日の愛鳥週間用のポスターに起用するため日本鳥類保護連盟が全国の小・中・高校の児童・生徒を対象に募集しており、中央審査で総裁賞に選ばれた1点が採用される。

 県審査には小学校486点、中学校124点、高校48点の合わせて658点の応募があり、中央に進む特選各3点のほか入選、佳作を選出した。

 尾崎さんの作品は、四つ切りの画用紙にアクリル絵の具を使ってカラスを大きく描いた。羽の色は黒だけでなく、青や紫などさまざまな色を加えてきれいに描き、特に腹部は何度も塗り重ねるなど工夫を凝らした。4カ月かけた作品で「カラスは目立たない存在ですが、きれいでかっこよく描きました」と話し、特選の受賞に「とてもびっくりしました」と喜んでいる。

 小学校3年生のころから御坊市の阪本絵画教室で学び、過去には灯台絵画コンテストなどで入賞。高校では美術部に入り、受賞は今回が初めてとなる。