派手な衣装とメイクで笑う鈴振り(日高川町の笑い祭)

 4年ぶりに余興が再開された日高地方の秋祭りは7、8日にピークを迎え、日高川町の笑い祭や紀道祭、御坊市の森祭など各地とも多くの見物人でにぎわった。

 日高川町江川、丹生神社の奇祭笑い祭は、和佐の吉田幸司さん(44)が派手な衣装とメイクの鈴振りに扮し、裃姿の枡持ちを従え、「永楽じゃ、永楽じゃ」と声を上げながら神輿の御渡りを先導。道中、立ち止まって「永楽じゃ、世は楽じゃ、笑え笑え~」と大笑いしながら鈴を振り、集まった多くのアマチュアカメラマンのシャッターが切られていた。

 このほか各地区の屋台や四ツ太鼓、獅子舞、踊りなどもあり、午後から雨脚が強まる中も若中たちは4年ぶりの祭りを楽しんでいた。