エシカルなコーヒー販売に取り組む中津分校生

 日高川町の日高高校中津分校は第5回エシカル甲子園の近畿ブロック予選(書類審査)で次点校となり、12月26日に徳島県で開催される本選のポスターセッション(発表)に初出場する。

 エシカルは環境保全や社会貢献という意味。エシカル甲子園は持続可能な社会づくりに挑戦する若者を育成するため、エシカル消費の推進や実践を行う高校生が日頃の取り組みの成果や今後の展望などを発表する場。全国から84校が参加し、7ブロックに分かれて予選を行い、ブロックの1位が本選(プレゼン発表)、次点校が本選のポスターセッションに参加する。

 近畿ブロックには13校が参加。中津分校は販売規格外の紀州備長炭を使った焙煎コーヒーを販売し、売上を活用して備長炭の原木となるウバメガシを植林。コーヒー豆についても発展途上国で生産され、正当な価格で取り引きされたフェアトレードの商品を使用していることなども評価された。

 近畿からは1位校の姫路商業高校(兵庫)、県内では熊野高校が審査委員特別枠として本選に出場する。

 中津分校は今後、ポスターの制作を進め、当日は堂代真誉君と田口滉翔君がコーヒーを通じた社会貢献や環境保全の取り組みを発表。2人は「賞が獲得できるように頑張ります」と意気込んでいる。