日高地方最大の秋祭り、御坊市の小竹八幡神社秋季祭礼、御坊祭が5日、本祭りを迎えた。
コロナ禍で4年ぶりの開催。各組の宮入りでは若中が四ツ太鼓を担いで持ち時間の1時間をたっぷり練り歩き、四ツ太鼓を高々と掲げる「サイテクリョー」でパワー全開。「ホーエンヤ…ヨイヤサノサ」「来年の…名残惜しいやな」など、マスクなしの勇ましい掛け声も響き渡った。力自慢の若中の幟差しにも大きな歓声が上がり、境内では華麗な獅子舞が奉納された。
午前中、上、中、紀小竹、御坊町、名屋の5組は新調した四ツ太鼓などとともにお渡りに参加。お旅所では県無形民俗文化財のけほん踊りもあった。
神社前は夜になると人で埋め尽くされ、「人を見たけりゃ御坊祭」の呼び名にふさわしいにぎわいとなった。