左から三浦市長、仮家さん、家吉さん、上西委員長

 御坊・日高地域の観光PR大使として活動する第11代宮子姫の任命・引き継ぎ式が26日、御坊商工会館で行われ、選考委員会で決定した仮家有水(ゆみ)さん(24)=御坊市名田町野島・北出病院管理栄養士=と家吉晟礼(せいら)さん(19)=同市藤田町吉田・和歌山工業高専4年=に賞金や副賞が授与された。第10代宮子姫の貴志うららさんと廣辻華さんには感謝品が贈られた。

 選考委員会委員長の上西一永御坊商工会議所会頭は「宮子姫のイメージにふさわしい人を選ぶことができた。1年間、地域の観光PR大使として活躍し、御坊・日高の活性化に協力してほしい」とあいさつ。仮家さんは「生まれ育った御坊は自然豊かでおいしいものがあります。この魅力を伝えていきたいと思います」、家吉さんは「宮子姫生誕の吉田で生まれ育ち、7歳の時に時代行列のイベントにも参加しました。御坊を大勢の人に知ってもらいたいと思います」と笑顔。2人は任命・引き継ぎ式の前に市役所も訪問。三浦源吾市長から「難関を突破しての任命おめでとう。まちのPRにご協力を」と激励を受けた。任期は来年9月30日まで。当面は10月22日の宮子姫顕彰祭や29日の商工祭などのイベントに参加を予定している。

 宮子姫には賞金10万円のほか、副賞として大洋化学の高級真妻わさび1本と鮫皮おろしのセットなどをはじめ、MARUNI、サンクリエーション、紀州ファスナー工業、近畿マリンクラブ、JA紀州、ヨシダエルシス、サノ、南海果工からの提供品が贈られた。