10月20日から愛媛県総合運動公園陸上競技場で開催されるJOCジュニアオリンピックカップ第53回U16陸上競技大会に、日高地方から中学3年生4人が参加することが決まった。男子150㍍の瀧本瑛太選手(松洋中)、男子円盤投げの井田海斗選手(清流中)、女子円盤投げの川口心葵選手(御坊中)、女子ジャベリックスローの高田夏帆選手(南部中)で、それぞれ本番での活躍が期待されている。
第17回U18陸上競技大会と同時開催。U18の選手は近く発表される。
同大会は全国ランキング上位選手や各都道府県推薦選手が出場できる。U16は8月12日に県選考会が開かれ、4選手はいずれも各種目で1位を獲得して出場権を得た。
瀧本選手は100㍍がメイン種目で自己ベスト11秒22、常に県内で1位2位を争ってきた。今回は普段は走らない150㍍で、選考会では16秒76。本番では「決勝に進むことが目標。150㍍はなかなか走る機会がないので、いろんな経験をして今後の100㍍につなげたい」と張り切っている。
井田選手は、1年の時は砲丸投げがメインだったが、2年から円盤投げに転向。メキメキと力をつけ、選考会ではそれまでの自己記録を56㌢更新する36㍍74をたたき出した。部活以外でも自宅で筋トレしてレベルアップに励んでおり、「目標は40㍍超えで、決勝の8人に残りたい」とこぶしを握った。
川口選手も円盤投げを始めたのは2年になったころから。競技歴はまだ短いものの、投げ方を意識した練習の成果を発揮し、選考会では自己ベストの26㍍02をマーク。それまでの記録を1㍍20㌢以上伸ばす躍進を見せた。「初めてのJOCで、順位よりも自己記録を更新する投てきを見せたい」と話した。
高田選手は昨年に続いて同種目で2年連続の出場。選考会では37㍍97で、2位の選手に10㍍以上の大差をつける圧勝だった。自己ベストは2年生のときに出した39㍍57で、「昨年は36㍍で26位だったので、今年はもっと上を目指したい。調子はよくなってきているので、本番では40㍍を超えたい」と活躍を誓った。