キャンペーンのポスターを持ってPRする職員

 みなべ町のうめ課が設置50周年を記念し、10月7~9、14・15の5日間、「うめルカムtoみなべ町~みなべ町へちょこっと寄り道~」キャンペーンを開催。西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)とタッグを組み、県外からの高速道路利用の誘客を目的に、梅干しの食べ比べなどのイベントを行う。

 うめ課は1973年に旧南部川村役場に設置され、2004年の合併後もみなべ町役場に引き継がれている。日本一の生産量を誇る梅の生産性向上や消費拡大、梅を絡めた観光プロモーションなどに取り組んでおり、これまで東京での宣伝キャラバンやUME―1グルメ甲子園などを開催してきた。まちの代表的な農作物を名前に掲げる課は全国的にも珍しく、うめ課のほかには青森県弘前市の「りんご課」、秋田県能代市の「ねぎ課」などがある。

 キャンペーン期間中は、うめ課の職員が大阪の岸和田サービスエリア(下り線)に出張し、はちみつやしそ漬け、白干し梅など9種類の南高梅干しの食べ比べイベントを開催。初日の7日は小谷芳正町長もPRに参加する。このほか、同サービスエリアには町内26の商店や宿泊施設で使えるクーポン券が出てくるカプセルトイ「みなべ旅ッチャ」を設置。1回500円で1000~3000円分のクーポン券が当たり、はずれなし。旅ッチャは印南サービスエリア(下り線)にも設置される。

 また、高速道路のみなべインターチェンジ出口をETC利用した人には、各日先着30人にクーポン券1000円分をプレゼント。クーポン券は道の駅うめ振興館で受け取れるようになっている。

 同課の平喜之課長は「50周年の節目となる今年、キャンペーンを通じてより多くの方にみなべ町にお越しいただき、来てみないと分からない、みなべならではの空気を感じていただきたい」と話している。