ここまで44本塁打を放ち、投手としても10勝を挙げている大谷翔平。一時は三冠王も視野に入る大活躍だったが、右ひじとわき腹の故障で戦線離脱が長引いている。非常に残念で寂しいが、子どものような気持ちで早期の二刀流復活を願うばかり。

 今年は大谷選手だけでなく、世界の舞台で日本人が大活躍をみせている。つい先日も世界陸上で女子やり投げの北口選手が大逆転の金メダル、男子110㍍ハードルの泉谷選手が日本人初の決勝進出、5位入賞があった。

 北口選手はさらに今月8日のダイヤモンドリーグも制覇。またも最終6投目で67㍍38のビッグスローをみせ、自身の日本記録を34㌢更新。同じ大会のトラックでは、女子5000㍍の田中選手が自身の日本記録を8秒上回り、アジア記録まであと1秒と迫る力走で3位に入った。

 10日はわが栄光の阪神タイガースが2位広島を3タテ。早ければ14日の巨人戦(甲子園)で優勝が決まる。この勢いの要因はなんといっても先発、中継ぎ、抑えの投手陣ほか、全員が与えられた自分の仕事をきっちりとこなしている点に尽きるだろう。

 夜にはラグビーワールドカップフランス大会で、日本が初出場のチリに快勝。岡田阪神ではないが、15人の選手が着実、適確にそれぞれの仕事をこなして攻め続け、後半は暑さで体力を消耗、集中力を欠いたチリを引き離した。

 前回の日本大会では強豪のサモア、アイルランド、スコットランドを倒し、初の決勝トーナメント進出を決めた。準々決勝で南アフリカに完敗したものの、世界に日本の力を知らしめた。2大会連続の決勝T進出へ、次のイングランド戦(18日)は落とせない。前回準優勝の強豪、相手にとって不足なし。(静)