コンビニで盗撮し、県迷惑防止条例に違反したとして御坊市は8日、産業建設部農林水産課の男性主査(39)を7日付で減給10分の1、3カ月間の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、男性は市内のコンビニでズボン姿の女性店員の後ろ姿を無断で動画撮影。店外へ出たところ、警察に職務質問され、その行為を認めた。このコンビニでは半年前から特定の女性店員の後ろに回るなど、不審な行動をする男性がいたため、御坊署に相談しており、この日もコンビニから御坊署に男性主査が来ていることを連絡していた。また、男性主査は3、4年前から市内外のスーパーやコンビニ、駅などでズボンをはいた複数の女性の下半身を後ろから動画撮影。今回、警察から職務質問を受けた際にはスマートフォンのカバーに内蔵されたカメラで撮影、市役所の昼休憩中で公務外非行となっている。
本人は「ストレスのためやってしまった」として深く反省しているという。三浦源吾市長は「深くお詫び申し上げます。法令などの順守や服務規律の確保については再三の注意喚起を行ってきたところで、このような事案が発生したことは誠に遺憾。今後も再発防止のため、全職員に対し公務員としての自覚を促すとともに、一層の服務規律の確保と綱紀粛正の徹底を図り、市民の信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。