「おいしいです」 と笑顔でラーメンを食べる女性

 京都外国語大学グローバル観光学科2年生10人が、美浜町のNPO法人日ノ岬・アメリカ村、御坊市のイタリアンレストラン「L’Albero」(アルベロ)と連携してのラーメン店「麺と向かって『みお』」が2日、三尾のアメリカ村食堂すてぶすとんでオープンした。

 地域と一体となって観光のまちづくりに取り組む必修科目のCEP(コミュニティエンゲージメントプログラム)で、「ラーメンをきっかけに、魅力を知ってもらって、まちを元気にしたい」と、特産のイセエビを使ったご当地ラーメンを3日との2日間、一日限定50食で販売。「ごちそうさまからの美浜探索いってみお」をコンセプトに、周辺施設を紹介し、まちを満喫してもらう。

 初日はオープンの午前11時までにほぼ50人が来店し、完売する盛況ぶり。学生たちは厨房やホールに立ち、「伊勢海老×味噌」でクセになる味という「みおラーメン」を提供した。一番乗りした紀の川市の太田加寿也さん(71)は「エビとみそがきいたスープでおいしい」。兵庫県尼崎市から家族3人で初めて三尾に来たという不破多賀子さん(56)は「いいところですね。海の色が違う。ラーメンを食べた後、見て回りたい」と話していた。

 3日の営業時間も午前11時から午後3時まで。広報班の田中萌々花さん(20)は大盛況に「うれしいです。しっかりまちの魅力も伝えたい」と笑顔を見せていた。