出発式でオレンジのベストを着用した配達員を見送る関係者

 御坊市との官民協働によるまちづくりの一環で御坊郵便局の配達員が、オレンジ色のベストを着用して下校時の子どもたちの見守り活動をスタートさせた。

 30日に同局で行われた出発式には市、教育委員会、御坊警察署、小中学校、日本郵便株式会社などの関係者ら約30人が出席。三浦源吾市長は西口彰人日本郵便近畿支社長にベストを贈呈し、「見守りを通じて子どもたちの安心、安全の確保、そして配達員のオレンジ色のベストが不審者の抑止力向上につながると期待している」。西口支社長は「郵政グループは地域を支える『共創プラットフォーム』としてさまざまな取り組みを展開しており、御坊市とは21年度から包括連携協定を締結。今後も一層緊密に連携していきたい」と述べた。

 郵便局員がベストを来て見守り活動を行うのは全国初。御坊郵便局では配達員12人が毎週火~金曜までの週4日、午後2時から4時半まで市内全域で実施する。