日高高校の姉妹校の中国陝西(せんせい)省西安中学の生徒が28日、日高高校を訪問した。コロナの影響で中断していたため4年ぶりの訪問で、ゲームなどを通じて楽しく交流。原発処理水の海洋放出で両国の関係が悪化する中も、生徒たちの間には笑顔があふれていた。
西安からは生徒11人が訪問し、28日は歓迎会や授業交流を行い、放課後に交流会が開かれた。最初にフォークソング部の演奏を楽しんだ後、数人ずつグループに分かれてゲーム。すごろくやUNO(ウノ)、○×ゲームを行い、UNOではスキップやリバースカードを使うたびに、笑顔が広がり、交流中は英語を使い、生徒たちの英会話力向上にも繋がったようだった。
29日は日高附属中の生徒と交流し、生徒たちが日本の文化や和歌山の名所を紹介したほか、ローカルフードの試食も行った。このほか部活動体験、道成寺訪問などもあった。
日高と西安は2006年に姉妹提携。西安からの訪問、日高からの派遣を交互に行ってきていたが、19年の日高高生の西安訪問が最後になっていた。