和高専の入賞者(左から小籔、河邉、井口、上野、森、西川選手)

 第58回全国高等専門学校体育大会柔道競技が19、20日、千葉市の県総合スポーツセンター武道館で開かれ、個人女子52㌔級で和歌山高専の上野日葵選手(2年)、男子個人73㌔級で井口陽登選手(4年)が見事優勝を決めたほか、4選手が上位に入る健闘をみせた。

 上野選手は1回戦で岐阜高専の選手に、合わせ技で一本勝ちし、準決勝でも小山高専(栃木県)の選手に合わせ技で一本勝ち。決勝は大島商船高専(山口県)の選手と対戦し、大内刈りで技ありを奪い、そのまま縦四方固めの合わせ技で一本勝ちした。

 井口選手は初戦の2回戦で秋田高専の選手に得意の肩固めで抑え込み一本、準決勝では岐阜高専の選手に横四方固めで抑え込み一本。決勝は仙台高専名取キャンパスの選手と対戦し、ゴールデンスコア(延長戦)にもつれ込んだが、延長開始17秒に巴投げで技ありを奪い、優勝を決めた。

 ほか、女子63㌔級で河邉咲葵選手(5年)が2位、女子57㌔級で森聖愛選手(3年)、男子66㌔級で小籔奏大選手(4年)、男子無差別級で西川漠土選手(2年)がそれぞれ3位入賞。小籔選手は3年連続の3位となった。