谷口君

 第54回全国中学校柔道大会が17日から20日まで、徳島県の鳴門・大塚スポーツパークアミノバリューホールで開かれ、箕島の谷口大耀選手(3年、御坊市在住)が男子90㌔級で準優勝と大健闘。ほか、日高地方関係では切目の火縄茉莉香選手(3年)が女子44㌔級で5位に入る活躍をみせた。

 大会は男女各8階級に分かれ、全国47都道府県大会の優勝者と開催地枠の徳島県から1人、48人のトーナメント戦で行われた。

 谷口選手は初戦の2回戦で島根の選手に大外返し、3回戦で香川の選手に合わせ技で勝利。4回戦は長野の選手と対戦、相手が反則負け、準決勝は長崎の選手に大内刈りを決めて勝ち進み、決勝は広島の選手に合わせ技で惜しくも敗れた。

 谷口選手はあと一歩で日本一という結果に「3年間、日本一を目指してやってきて、準優勝は悔しかったですが、小学校から指導してくれていた日高町柔道教室の先生や中学校の顧問の土井先生、仲間たちのおかげでつかんだ結果なので感謝しています。高校に入っても日本一を目標に頑張りたいです」と話した。

 火縄選手は初戦の1回戦、徳島の選手に縦四方固め、2回戦は佐賀の選手に肩固め、3回戦は岩手の選手相手にゴールデンスコア(延長戦)に持ち込み、合わせ技で勝ち進んだ。準々決勝は奈良の選手に敗れたが、初めての全国大会で5位入賞と大健闘。「1回戦から自分の柔道ができた。ベスト8で負けた時は悔しかったけど、努力したことを出し切れました。高校でも柔道を続けて日本一を目指したいです」と話している。